新規ホテル建設43軒、提供客室数25,600室—14年第1季

マカオ政府土地工務運輸局は5月4日、今年(2014年)第1四半期時点で建設中のホテルプロジェクトが18、認可待ちのプロジェクトが25あり、これら43軒の合計提供客室数が25,600室分に上るとの最新統計結果を発表した。

2014年第1四半期時点で着工済みのホテルは18プロジェクトあり、内訳はマカオ半島の10軒約1,000室分、コタイ地区の5軒約7,500室分、タイパの2軒約1,000室分、コロアンの1軒約200室分で、計約9,800室分。これら18軒の総建設面積は約188万平米。駐車場を約9,800台分併設する。

認可待ちホテル25軒の内訳はマカオ半島の18軒約3,100室分、タイパ島の1軒約120室分、コタイ地区の5軒約12,000室分、コロアン島の1軒約450室分で、計約15,700室分。併設する駐車場は約8,560台分という。

2014年3月末時点で営業中のホテル客室数合計が約27,900室であることから、2014年第1四半期に建設中、認可待ちのホテル客室数25,600室を加えると現状の2倍強になる見通し。今後、供給増に伴うホテル間の顧客獲得競争が熾烈になると予想されるが、一方で珠江西岸地域における高速鉄道網の拡充、港澳珠大橋の開通、マカオ国際空港の拡張、イミグレーションの24時間化といった交通及び通関インフラの拡充に伴う旅客増も期待されている。

フィッシャーマンズ内に建設中のプラハ・ハーバービュー・ホテル(資料)―本紙撮影

フィッシャーマンズ内に建設中のプラハ・ハーバービュー・ホテル(資料)―本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…
  2.  マカオ治安警察局は7月26日、マカオ警察総局による指揮の下、マカオの良好な治安環境の保護・維持を…
  3.  ユネスコのアジア太平洋地域世界遺産研修研究所は7月23日、第46回国連大会が開催中のインド・ニュ…
  4.  マカオ司法警察局は7月25日、マカオで覚醒剤の密売したとしてタンザニア人旅客の20代の男を逮捕し…
  5.  マカオ治安警察局は7月25日、カジノ施設が集積するマカオ半島新口岸地区にあるスーパーマーケットで…

ピックアップ記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  5.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…

注目記事

  1.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  2.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  5.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年8月号
(vol.134)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun