第71回マカオグランプリ初日に台風接近見込み…警報シグナル3発令下では通常進行

 マカオでは、年に一度のモータースポーツの祭典「第71回マカオグランプリ」があすから4日間(11月14〜17日)にわたって開催予定。

 目下、この時期としては珍しい台風(23号/国際名:トラジー)がマカオへ接近中で、すでに台風警報シグナル「1」が発令中。今後、会期初日に再接近する予報となっている。

 マカオ政府体育局は11月13日、気象当局の情報として、現地時間同日午後6時から午後9時の間にシグナルが「3」へ引き上げられる可能性が高く、風雨が強まる見通しとした上、マカオグランプリ組織委員会が国際自動車連盟(FIA)と検討の末、シグナル「3」発令下では通常進行し、一層の天候悪化が予想される際には状況に応じて適切な判断を行うことで合意しており、組織委員会として引き続き気象当局と緊密な連絡を取り合いながら、安全にレースを実施するための対応策を講じる考えを明らかにした。

 同局では、レース参加者、観客、スタッフの安全を守り、レースを円滑にするため、サーキット及び周辺施設の補強、強風の影響を受けやすい施設の調整・撤去を含む一連の対応を進めているとのこと。

 また、雨天下のレース観戦につき、観客に対して雨傘の使用は他の観客の視界を遮るなどの影響があることから、代替としてレインコート等を事前に準備して出かけるよう求めるとともに、組織委員会発表の最新情報に留意するよう呼びかけている。

※マカオ及び香港の台風警報シグナルは低→高の順で1、3、8、9、10

サーキット周辺の設置物に対する補強工事の様子(写真:マカオ政府体育局)

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