マカオ当局、2024年に無認可宿泊施設186ヶ所封鎖

 マカオ政府旅遊局(MGTO)は1月23日、昨年通期(2024年1〜12月)の無認可宿泊施設に対する取り締まり状況を明らかにした。

 同局によれば、治安警察局と定期合同パトロールを実施しており、昨年通期で186ヶ所の無認可宿泊施設を封鎖。今年(2025年)1月1日から12日までに6ヶ所を封鎖したとのこと。

 マカオでは、コロナ禍で一旦は沈静化していた無認可宿泊施設が再出現している状況で、これが犯罪の温床になる存在として当局が取り締まりを強化して臨むとともに、旅客に対して認可宿泊施設の利用を呼びかけ、マンション等に注意喚起ポスターを掲出するなどの対策も行われている。

 このほか、同局では多客期となる春節ホリデーを間近に控え、関連各部門と合同でイミグレーション施設及び観光名所周辺における違法ツアーガイドや団体旅客がいわゆる運び屋に従事されられる事案、ショッピングを強制させる激安ツアーといった違反行為に対するパトロールを展開しており、ツーリズム業の秩序維持によって市民と旅客の権益を保証し、観光都市としてのマカオのイメージの保護するとともに、世界的レジャーセンターとしてのポジションを確固たるものにするため全力を尽くすとした。

無認可宿泊施設に対する取り締まりの様子(資料)=写真:MGTO

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