マカオがフランス・マレーシア・スペインパスポート保有者の自動化ゲート利用開放…対象9ヶ国に
- 2025/7/19 15:47
- ツーリズム
マカオ治安警察局は7月18日、(2025年)7月21日から新たにフランス・マレーシア・スペインのパスポート保有者に対し、マカオ出入境時の自動化ゲート利用を開放すると発表。
同局によれば、マカオ政府が「マカオを国家(中国)におけるハイレベルな対外開放の重要な橋頭堡として発展させる」ことを2025年施政方針で打ち出したことを受けての取り組みの一環で、自動化ゲート利用対象国の拡大による国際旅客の通関利便性向上が目的とのこと。
外国パスポート保有者の自動化ゲート利用は2016年からオーストラリアと韓国、2024年からポルトガルとシンガポール、2025年2月からはブラジルとドイツにも開放されており、今回の3ヶ国を加えて対象は9ヶ国となった。
同局では、今後も旅客により安全で便利な通関体験を実現し、通関効率の向上を通じた人的流動の促進につなげるため、検討を続けていく考えを示した。
マカオの自動化ゲートの利用にあたっては、事前にイミグレーション施設内などにある所定の場所で手続きを済ませる必要があり、パスポートの残存期間が90日以上必要といった諸条件も設定されている。詳細は同局の公式サイトで確認できる。
なお、マカオの自動化ゲートは上述の外国パスポートのほか、マカオ居民身分証(マカオ居民IDカード)、マカオ外地労働者身分証(いわゆるブルーカード)、マカオ外地学生身分証、香港永久性居民身分証(香港永久居民IDカード)、中国本土居民の香港マカオ通行証などの保有者も利用対象となっている。
