業界の成長顕著―2012年ゲーミング業調査

マカオ政府統計調査局は11月21日、2012年ゲーミング業調査結果を発表。同年、大型カジノホテル、サンズコタイセントラルの開業があったことに伴い、ゲーミング及び関連サービス(飲食、外貨両替等)収益は前年比13%増の3,064.9億パタカ(日本円換算:3兆9339億円)、経費は同11%増の1,345.3億パタカ(同1兆7263億円)に達した。

ゲーミング業の経済貢献に対する増加値総額は16%増の1,864.5億パタカ。建設工事や電子ゲーミング機器が全から増加したことから、固定資産形成総額は前年比42%の大幅増、31.9億パタカとなった。

2012年のゲーミング業における総収益は前年比14%増の3,068.2億パタカ。そのうちゲーミング及び関連サービスの収益が3,064.9億パタカ、そしてキャッシュフローも増加し、利息収益は同141%増の3.3億パタカだった。

業界の総経費は11%増となる1,376.4億パタカ。購買、コミッション、顧客へのキャッシュバックによる支出が前年比8%増の1,025.2億パタカ、営業経費が24%増の175.4億パタカ、人件費が17%増の144.7億パタカ。一方、営業外費用(減価償却、利息支出等)は1%減の31.1億パタカ。

2012年から2013年初頭にかけ相次いで開業したサンズコタイセントラル内のホテル(資料)―本誌撮影

2012年から2013年初頭にかけ相次いで開業したサンズコタイセントラル内のホテル(資料)―本誌撮影

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