香港、新型コロナ新規市中感染確認93人…団地のオミクロン株クラスター拡大続く、累計276人に=1/25

(2022/01/25 18:45 配信)

珠江デルタ

 人口約740万人の香港では、昨年(2021年)12月末から新型コロナウイルス感染症の流行「第5波」が始まったとされる。

 目下、第5波のきっかけとして、隔離施設での検疫が免除されていたキャセイパシフィック航空のクルーが検疫規則に違反して外食に出かけた「望月樓」レストランに居合わせた人たち(オミクロン変異株)、市中に戻った後に隔離検疫ホテル滞在中の交差感染が発覚した女性(オミクロン変異株)、複数店舗で販売されていたオランダから輸入のハムスター(デルタ変異株)の3つが認知されており、これらが入り混じって複雑化の様相を呈している。

 また、近日は新界南西部の葵涌地区にある団地「葵涌邨」(全16棟、約3万人居住)の住民及び訪問者等の間で陽性者の出現が相次ぎ、クラスターの規模拡大が続く状況。

 香港衛生当局の発表によれば、1月25日午前0時時点集計の単日の新規感染確認は124人で、内訳は市中が93人(感染経路不明6人)、輸入性(海外からの入境者)が31人。輸入性のうち21人はインドから到着した船舶から。このほか、初歩陽性者が70人超いるとのこと。

 「葵涌邨」に絡む感染確認及び初歩陽性者の累計は25日午後3時までに276人となり、前日から64人増。葵涌邨内で最初に陽性者が出現した棟が「逸葵樓」で、感染確認及び初歩陽性者数は全16棟の中で最多の184人に。現在、逸葵樓のほか、映葵樓(64人)、夏葵樓(13人)の3棟に対して5日間の局地ロックダウン措置が講じられているほか、それ以外の棟の住民についても強制ウイルス検査の対象とされている。

 目下、香港では市中で出現した陽性者及び初歩陽性者の住居のあるマンション同棟住民や立ち寄り先に居合わせた人が次々と強制検疫(検疫センターでの隔離検疫)や強制ウイルス検査の対象となっており、域内におけるソーシャルディスタンス措置、水際措置の引き締めも講じられている。このところ、水際措置の強化を受けて輸入性事案は大幅減となっているものの、市中事案が連日出現し、感染経路不明のケースも後を絶たず、見えない伝播チェーンが複数存在する可能性も指摘されており、流行第5派は拡大途上との見方もある。しばらく余談を許さない状況が続きそうだ。

 このほか、香港の1月24日午後8時時点のワクチン接種率は78.1%(1回目の接種完了)、70.6%(2回目の接種完了)となっている(※1月21日から新たに接種対象となった5〜11歳は含まず)。接種率は昨年後半にかけて伸び悩んでいたが、市中感染確認例が相次ぎ出現したなどを受けて、年初から上昇傾向が続く。

「葵涌邨雅葵樓」住民に対する強制検査受検確認作業の様子(資料)=2022年1月23日(写真:news.gov.hk)

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