Uberがマカオでミニバン導入=車種はアルファードとエスティマ…定員6人

世界各地でスマートフォン向けアプリを使った配車サービスを展開する「Uber(ウーバー)」運営会社は3月28日、マカオでミニバンを使った「7-Seater」サービスを新たに導入したことを明らかにした。

Uberマカオが公表した資料によれば、「7-Seater」を利用するにあたってかかる料金は基本料金の25パタカ(日本円換算:約355円)に距離(1km毎)の9パタカ(約128円)と時間(1分毎)の2.7パタカ(約38円)の従量分を加えた合計で、ミニマムチャージが50パタカ(約710円)に設定されている。使用車種は7人乗りミニバンのトヨタ・アルファード及びエスティマで、定員は6人。

Uberは昨年(2015年)10月に高級車を使った「UberBLACK」でマカオへ進出。12月には廉価版の「uberX」を導入している。

Uberマカオのトレーシー・ロウ・ワルシュGMはプレスリリースの中で、マカオでのサービス開始以降、マカオのファミリーや訪マカオ旅客に利用されており、大人数で一緒に出掛ける際の選択肢として7人乗りミニバンを求める意見が寄せられたことから、需要に応えるかたちで新サービスを導入したと説明している。なお、マカオにおける配車待ち時間は平均5分程度とのこと。

なお、マカオ当局はUberがいわゆる「白タク」に相当するとの認識で、取り締まり対象とするとの方針を一貫して示している。一方、Uber運営側は合法性を主張しており、双方による攻防が続いている。

Uberマカオが2016年3月28日にリリースした料金表(資料)

Uberマカオが2016年3月28日にリリースした料金表(資料)

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