商店向け不動産価格7割上昇―12年

不動産仲介大手の中原地産(澳門)が10日に行った記者会見の中で、マカオの2012年の商業向け不動産取引件数は2,226件で前年比1%の微増だったが、金額ベースでは164.34億パタカで同70%上昇したと発表。

11日付地元有力紙「澳門日報」が報じた。2013年の商店向け不動産価格は15%の上昇を見込み、中でも新口岸皇朝エリアやセナド広場周辺の中区で上昇顕著で、スクエアフィートあたりの取引価格は最大20%、賃料は30~40%上昇になるだろうとした。

商店向け不動産取引価格、賃料はマカオの五大商業エリア全体で上昇傾向にあるという。中でも、価格はタイパ島がスクエアあたりの平均価格が2012年に15,653パタカで前年比97%上昇、賃料は中区が同172,78パタカで、67%上昇と勢いが目立つ。

セナド広場周辺の商業区(写真はイメージ)―本紙撮影

セナド広場周辺の商業区(写真はイメージ)―本紙撮影

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