マカオ、2018年通期総体住宅価格指数265.5…前年から8.5%上昇も伸び鈍化

マカオ政府統計調査局は2月8日、昨年(2018年)10〜12月期及び通期の住宅価格指数を公表。

マカオの昨年10〜12月期の総体住宅価格指数は268.8で、同年9〜11月期から0.6%下落。エリア別の価格指数ではマカオ半島が270.9、タイパ島・コロアン島が259.5で、それぞれ0.6%の下落。

現住物件(中古)の価格指数は0.7%下落の289.9。エリア別ではマカオ半島が0.7%下落の285.3、タイパ・コロアン島が0.8%下落の309.8。築年数別では、11〜20年と5年以下が0.9%、0.6%のそれぞれ下落だった一方、6〜10年は0.5%の上昇に。未完成物件(プレビルド)については0.1%下落の272.0。

前の四半期との比較では、価格指数が0.6%下落。中古とプレビルドの価格指数はそれぞれ0.7%、1.4%下落。実用面惜別では、実用面積50平米以下と50〜74.9平米が2.3%、1.5%のそれぞれ下落。75〜99.9平米は1.2%の上昇。

昨年通期の総体住宅価格指数は265.5で、前年から8.5%上昇。伸び率は前年の11.6%から鈍化した。中古の価格指数は285.0、プレビルドは274.2となり、8.9%、12.8%のそれぞれ上昇だった。

住宅価格指数は2011年を基準とし、住宅売買・移転にかかる不動産印紙税資料をもとに算出されたもの。

マカオ経済は昨年を通じて好調を維持したが、住宅ローン金利の上昇につながる政策金利の引き上げが年内に3回行われた。

住宅が密集するマカオ半島の町並み(資料)=2018年1月本紙撮影

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