中国広東省、新型コロナ市中感染確認29日連続ゼロ…雲南省では市中感染続く、江蘇省の南京国際空港で集団感染出現か=7/20

 中国の南方にあり、香港やマカオと接する広東省、中でも広州市と仏山市において5月下旬から新型コロナウイルス感染症の再流行が続く中、省内各地で厳格な防疫措置が講じられてきた。

 広東省衛生健康委員会が7月21日朝に発表した内容によれば、20日全日の省内における新型コロナの市中感染確認数は無症状感染者も含めてゼロだったとのこと。同省では29日連続で市中感染確認ゼロを維持している。

 この日の省内における輸入例は感染確認が広州で1人、無症状感染が4市(広州、仏山、肇慶、清遠)で6人。

 広東省の7月20日24時時点までの累計感染確認報告例は2813人(輸入例1247人)で、54人が医師による治療を受けている状況という。

 広東省における再流行は終息を迎えており、直近3週間超にわたって散発的な市中感染確認例の出現もない状況。リバウンドや輸入例に対する警戒は続くものの、各地の状況に応じて各種防疫措置の調整(緩和)、それに伴う正常化が進んでいる。

 マカオと広東省の間は人の往来も多いことから、マカオ政府は矢継ぎ早に水際措置の強化と域内における防疫措置の調整などの対策を講じてきたが、状況の緩和に伴い措置の見直しが続き、7月10日をもって再流行前と同水準(直近7日以内の新型コロナPCR検査陰性証明提示など一定の条件を満たせば隔離検疫免除で往来可能)にまで戻った。

 深セン市と陸で接する香港では、5月下旬に流行第4波が終息。以降、43日にわたって市中における伝播の出現はなく、輸入関連性事案が4人確認されたのみ。香港政府は、広東省及びマカオとの往来制限緩和に向けた協議を進めているとしているが、これまでのところ目立った進展はない。

 中国本土では、このところ雲南省においてリバウンドが続いている。同省の20日の市中感染確認は2人で、いずれも隴川県の重点対象向けPCR検査で発見に至ったもの。輸入性については、感染確認が6人、無症状が4人。患者はすべて中国籍だが、近い時期にミャンマー、スリランカ、ラオス、タイに居住歴があったとのこと。

 雲南省の7月20日24時時点における感染確認例は267人(輸入例185人)、無症状は31人(輸入例29人)。

 このほか、江蘇省の南京市にある南京禄口国際空港での業務に従事する9人(主にグランドスタッフ、清掃員等)が定例PCR検査を通じて陽性が確認され、集中隔離されたという。これを受けて、20日から同空港を出発する旅客に対して48時間以内のPCR検査陰性証明の提示を必須とする措置が講じられた。また、南京市当局は空港周辺など市内の一部を中リスク地域に指定し、閉塞管理とした。また、市民に対して不要不急の市外の移動を控えるよう呼びかけ、もし出かける場合には48時間以内のPCR検査陰性証明を取得する必要があるとした。

広州と広東省内外を結ぶ高速鉄道と地下鉄が乗り入れる巨大ターミナル「広州南駅」(資料)—本紙撮影

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