マカオ 2021年9月貨幣・金融統計公表…マカオ居民の預金残高は4ヶ月ぶり増

 マカオ政府金融管理局は11月4日、今年(2021年)9月の貨幣・金融統計を公表。内容のサマリーは下記の通り。

【マネーサプライ】
 流通貨幣が前月から0.2%、通知預金が1.4%のそれぞれ下落となり、M1は1.1%下落。一方、準通貨負債は0.4%上昇。M1及び準貨幣負債を含む広義貨幣供給量M2は0.2%上昇の6885億マカオパタカ(日本円換算:約9兆8200億円)となった。前年同月との比較では、M1が0.3%上昇、M2が0.3%下落。M2に占める通貨別の比率はマカオパタカが35.0%、香港ドルが50.2%、人民元が5.6%、米ドルが7.5%。

【預金】
 マカオ居民(マカオ居留権保有者)による預金残高は前月から0.2%増の6690億マカオパタカ(約9兆5419億円)で4ヶ月ぶりのプラスに、非居民による預金残高については3.3%減の3840億マカオパタカ(約5兆4764億円)、公共部門の銀行システムへの預金残高は0.2%減の2640億マカオパタカ(約3兆7650億円)で3ヶ月連続下落となり、これらを総合して計算した銀行システムの預金残高は0.9%減の1兆3170億マカオパタカ(約18兆7822億円)。このうち、マカオパタカ、香港ドル、人民元、米ドルの占める割合はそれぞれ18.8%、52.2%、5.2%、21.9%。

【融資】
 地元民間部門への融資は前月から0.7%減の5606億マカオパタカ(約7兆9949億円)。対外民間部門への融資は0.2%上昇の7502億マカオパタカ(約10兆6989億円)。民間部門へ融資額は合計で0.1%減の1兆3108億マカオパタカ(約18兆6938億円)となり、マカオパタカ、香港ドル、人民元、米ドルの比率はそれぞれ15.9%、38.6%、13.0%、28.9%。

【預貸率/不良債権比率】
 銀行のマカオ居民に対する預貸率は今年9月末時点で前月末から0.5ポイント上昇の60.1%。非マカオ居民含む総体預貸率は0.7ポイント上昇の99.5%。1ヶ月及び3ヶ月ベース計算による流動資産対負債比率はそれぞれ70.3%、60.5%水準。不良債権比率は前月末から0.01ポイント上昇の0.37%。

マカオ金融管理局ビル(資料)=2020年7月本紙撮影

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