マカオ、2022年3月末の総人口は約68万1700人…昨年末から1500人減、海外労働者減少が主要因

 マカオ政府統計調査局は5月11日、今年第1四半期(2022年1〜3月期)の人口統計を公表。

 今年3月末時点の総人口は68万1700人で、昨年12月末から1500人減だった。マカオ居住の海外労働者の減少が主要因とのこと。総人口に占める女性の割合は53.0%。

 今年第1四半期の新生児数は昨年第4四半期から114人減の1178人。性別比は119.4で、女児100人に対して男児が119.4人。

 今年第1四半期の死亡人数は昨年第4四半期から2人増の610人。死因は悪性腫瘍(がん)が33.8%を占めトップで、循環器系疾病が27.0%、呼吸器系疾病が12.8%で続いた。なお、新型コロナに絡む死亡例は流行開始以来ゼロを維持している。

 今年第1四半期の中国本土からの移民数は昨年第4四半期から2人増の620人、新規居留許可獲得者数は124人増の215人。一方、海外労働者数は3360人減の16万7738人に。新型コロナ防疫対策の一環として水際措置が強化されたことよるインバウンド旅客の激減を受けてマカオ経済は大きく低迷しており、労働市場の調整弁となる海外労働者数の減少が続いている。

 今年第1四半期の婚姻登録数は昨年第4四半期から5件増の817件。

 なお、マカオの面積はおよそ32平方キロメートルで、極めて人口密度の高い状態となっていることに変わりはない。

マカオ歴史市街地区にあるモンテの砦から望む町並み(資料)=2020年4月本紙撮影

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