マカオ金融管理局、基準金利を5%に引き上げ

 マカオ金融管理局(AMCM)は2月2日、政策金利にあたる基準金利を25ベーシスポイント引き上げ、5.00%としたことを発表。

 今回の基準金利引き上げは、米国連邦準備理事会(FRB)が米国時間の同月1日まで開いた会合で0.25%の利上げを決めたことによる。短期金利の指標とされるフェデラルファンド金利の誘導目標は4.5〜4.75%に。

 香港ドルは米ドルとベッグ制(固定相場制)を採用しており、香港金融管理局が香港時間の2日朝に基準金利を25ベーシスポイント引き上げることを発表。マカオ金融管理局では、マカオパタカは香港ドルとのペッグ制を採用していることから、両地の基準金利が一致することが必須であるとして、香港に追随したと説明している。

 マカオの基準金利引き上げは今年初めてで、昨年12月15日以来。利上げ幅は2回連続で縮小した。利上げ幅縮小の背景として、米国の記録的インフレに落ち着きの兆しが出ていることが挙げられる。

マカオ金融管理局ビル(資料)=2020年7月本紙撮影

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