マカオ半島とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋の名称を一般公募…2024年3月完成予定

 マカオ政府公共建設局(DSOP)は12月15日に会見を開き、建設中の「第四條澳氹跨海大橋(マカオ半島とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋)」の名称を一般公募すると発表。

 同局によれば、募集期間は2023年12月16日から2024年1月15日までで、18歳以上のマカオ居民(マカオ居民IDカード保有者)が応募できるとのこと。応募にあたっては最大3つの候補名と簡潔な理由を書く必要があり、評議委員会が5つの参考名を絞り込んだ後、政府が最終候補1つを選ぶとし、最高1万パタカ(日本円換算:約18万円)の賞金も用意されるという。

「第四條澳氹跨海大橋(マカオ半島とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋)」の名称公募会見の様子(写真:GCS)

 目下、建設工事は最終段階にあり、主橋部分が2024年第1四半期に開通、全体についても同年第2四半期に竣工予定で、具体的な開通日は後日発表するとした。

 参考までに、既存の跨海大橋の名称は西側から順に西灣大橋(2005年開通)、カルヴァーリョ総督大橋(1974年開通)、友誼大橋(1994年開通)となっている。

 4番目の跨海大橋は友誼大橋の東側に建設。マカオ半島東部沖合の埋立地とタイパ島北東沖合の埋立地との間を結び、全長は約3.1キロメートル。

 なお、西灣大橋のみ鉄道(新交通システム)と共用、その他は自動車専用。4番目の跨海大橋とほぼ並行するルートで地下鉄方式の新交通システム「マカオLRT」東線の建設工事も同時に進められている。

「第四條澳氹跨海大橋(マカオ半島とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋)」の完成予想図(図版:DSOP)

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