SJMが新規カジノテーブル45台申請、政府高官が事実関係認める=マカオ

マカオレジェンドディベロップメント(勵駿創建)が10月28日に開催した記者会見で、マカオ政府博彩監察協調局から新規ゲーミングテーブル35台の配分を得たと発表したことについて、マカオ政府経済財政司のフランシス・タム司長(経済財政担当相)は29日、新規配分を求める申請があったのは事実だが、書面による正式回答はまだだとコメント。

マカオレジェンドディベロップメントは、新規に獲得するゲーミングテーブル35台をグループ傘下のマカオフィッシャーマンズワーフ内にあるバビロンカジノに設置すると発表していた。バビロンカジノはSJMホールディングス(澳門博彩)のゲーミング(カジノ)ライセンスで運営されている。

タム司長は、SJMホールディングスから新規ゲーミングテーブル45台の配分を求める正式な申請があり、このうち35台がフィッシャーマンズ向けという事実を認めた。ただし、現時点では書面による正式な回答はまだとのこと。また、SJMホールディングスからの申請については、積極的に検討し、前向きな姿勢であるとしている。

タム司長によると、その他ゲーミング企業からの新規テーブル配分申請はないという。コタイ地区に建設が進められている新カジノ施設のゲーミングテーブル数については、ある程度完成のメドがついた時点で具体的に検討するものとし、今年(2014年)12月20日に発足する第4代政権に持ち越されるとの考えを示した。

ゲーミングテーブル(写真はイメージ)—本紙撮影

ゲーミングテーブル(写真はイメージ)—本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  マカオの衛星カジノ施設のひとつで、マカオ半島南灣エリアのグランドエンペラーホテルに併設するSJM…
  2.  澳門海關(マカオ税関)は10月30日、違法な運搬活動(いわゆる運び屋行為)に対して水際における法…
  3.  マカオでは、地元大手スーパーチェーンの食品売場とみられるラックの中をネズミが動き回る動画がSNS…
  4.  マカオ政府衛生局(SSM)は10月30日夜、同日マカオ域内で新たに輸入性デング熱感染を1例確認し…
  5.  マカオ政府とカジノ経営コンセッションを結ぶ6陣営の一角で、マカオ半島でMGMマカオ、コタイ地区で…

ピックアップ記事

  1.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  2.  今年(2025年)に入って以降、マカオ政府が新交通システム「マカオLRT」の新路線計画を相次いで…
  3.  マカオ政府は6月9日午後5時からマカオ政府本部ビルで特別会見を行い、SJMリゾーツ社、メルコリゾ…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…
  5.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…

イベントカレンダー

10月 2025
   1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31   
« 9月   11月 »
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年11月号
(vol.149)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun