映画「進撃の巨人」上海国際映画祭で上映NGも香港・マカオではモーマンタイ=8月13日公開、前売券7月1日発売

人気漫画「進撃の巨人」の実写映画版がいよいよ今夏日本で公開される。しかし、中国・上海で7月13日から始まる上海国際映画祭の日本映画週間で予定されていた同作品の上映が中止になったと報じられたことは記憶に新しい。

上海国際映画祭での上映中止については、中国文化省が今月(6月)8日に「進撃の巨人」を含む日本アニメ38作品を対象に、未成年者に悪影響を与えるとしてインターネット配信を禁止するとの通達を出したことを受けての措置とみられる。また、6月26日付の中国紙の報道によると、7月9日に上海で開幕するアニメやゲームの展示会でも、同作品の関連グッズの販売が禁止されたとのこと。

一方、香港・マカオでは中国本土と異なり、モーマンタイ(=ノープロブレム)だ。「進撃の巨人(中国語タイトル:進撃的巨人)」実写映画版は夏休みの目玉作品として公開される予定となっている。香港の日刊紙「アップルデイリー」が6月27日付紙面で報じた内容によると、香港・マカオでは日本から約2週間遅れの8月13日に前篇が公開予定となっており、7月1日12時から香港の主な映画館窓口で記念グッズと前後篇の前売パッケージを200香港ドル(日本円換算:約3200円)で限定1000セット販売するという。同紙は「巨人」旋風がマーケットを席巻するだろうとしている。

なお、香港・マカオでは日本語オリジナル音声に中国語(繁体字)字幕を付けて上映されるとのこと。

香港で7月1日から販売される「進撃の巨人」実写映画版前売パッケージの告知(香港の映画配給会社Edko Films Ltd.ウェブサイトより)

香港で7月1日から販売される「進撃の巨人」実写映画版前売パッケージの告知(香港の映画配給会社Edko Films Ltd.ウェブサイトより)

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