2019年マカオのゲーミング(カジノ)業界総収入約3.9兆円…3年ぶり減=付加価値総額は2年連続で最高更新、経営効率顕著な向上

(2020/09/12 10:25 配信)

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 マカオ経済の屋台骨として知られるのが、カジノを中心としたゲーミング(カジノを含むギャンブル)産業だ。マカオにはカジノ以外にも、競馬、スポーツくじ、ロトなどのギャンブルが存在し、政府とコンセッション(経営権契約)を結ぶ民間事業者によって運営されている。

 マカオ政府統計調査局は9月11日、昨年(2019年)のゲーミング業調査結果を公表。同年のマカオのゲーミング事業者数は前年から1社減の9社だった(ドッグレースの終了に伴うもの)。業界の年間総収入は前年から2.8%減の2960.9億マカオパタカ(日本円換算:約3兆9326億円)で、3年ぶりに対前年マイナスとなった。内訳をみると、ゲーミング収入が3.5%減の2923.4億マカオパタカ(約3兆8828億円)、銀行預金と貸付金の増により、受取利息は4.1倍増の27.1億マカオパタカ(約360億円)に上った。

 総支出は6.7%減の1177.9億マカオパタカ(約1兆5645億円)。主要因として、購買、コミッション、顧客へのリベートが17.5%減の564.3億マカオパタカ(約7495億円)にとどまったことが挙げられる。営業費用は1.8%増の319.5億マカオパタカ(約4244億円)で、いわゆるコンプ(ホテル宿泊、飲食、商品、サービス等の顧客への無料提供)費用が3.5%増の168.9億マカオパタカ(約2243億円)、管理サービス及びサードパーティサービス費用が8.1%増の63.8億マカオパタカ(約847億円)だった一方、マーケティング調査・宣伝プロモーション支出は17.7%減の35.4億マカオパタカ(約470億円)。従業員支出は0.7%増の225.3億マカオパタカ(約2992億円)。このほか、利息支出が1.5倍増の31.5億マカオパタカ(約418億円)に膨らみ、営業外費用(減価償却費及び支払利息を含む)は69.3%増の68.8億マカオパタカ(約914億円)に。

 業界の経済貢献を示す付加価値総額は0.3%増の2050.6億マカオパタカ(約2兆7236億円)で、前年に続き最高記録を更新。業界の利益は0.3%増の1825.2億マカオパタカ(約2兆4242億円)、利益率は2.4ポイント上昇の62.2%、経費利益率は15.6ポイント上昇の164.6%で、経営効率が顕著に向上したことを示している。なお、前年に一部の大型ツーリズム・ゲーミング施設が落成したにより、2019年の業界の総固定資本形成は55.4%縮小の30.3億マカオパタカ(約402億円)となった。

カジノのイメージ(資料)—本紙撮影

カジノのイメージ(資料)—本紙撮影

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