6月CPI、対前年5.99%上昇

マカオ政府統計調査局は7月20日、今年(2014年)6月の消費者物価指数を発表。総体消費者物価指数(CPI)は130.72となり、対前年5.99%の上昇。住宅家賃と外食費の上昇が主要因となっている。

前年同月との比較で最も上昇幅が顕著だった品目は住宅及び燃料費の11.77%、食品及び非アルコール飲料の6.03%、レジャー・文化の5.48%増で、主に家賃、外食費、レジャー及びスポーツサービス、団体旅行費の上昇に伴うもの。一方、衣料・履物価格指数は0.73%下落。

今年6月のCPIは前月との比較で0.50%上昇。家賃及び団体旅行費、夏物衣料の上昇により住宅及び燃料、レジャー・文化、衣料・履物の価格指数がそれぞれ0.96%、0.82%、0.71%上昇。このほか、野菜・フルーツ、鮮魚・海産物価格は下落したが、外食費と生鮮豚肉価格の上昇に伴い、食品及び非アルコール飲料価格指数が0.39%上昇。一方。通信価格指数は0.07%下落。

今年6月までの直近12ヶ月の消費者物価平均指数は直前期と比較して5.95%増。うち住宅及び燃料、食品及び非アルコール飲料、家庭設備及び用品価格指数がそれぞれ11.42%、6.44%、6.13%の目立った上昇。一方、通信価格指数はそれぞれ1.42%の下落だった。

今年第2季、上半期のCPIはそれぞれ前年同期比6.17%、6.14%の上昇。

生活物価に直結するインフレ率に対する市民の関心は高い(写真はイメージ)―本紙撮影

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