車検短縮、自家用車6年、バイク3年へ

5日、マカオ特別行政区交通事務局と環境局が排ガスによる環境悪化の防止を目的としてまとめた排ガス規制法案「制訂澳門在用車尾氣排放標準及完善檢測制度」の内容について意見交換を行う一般公聴会が開催された。自家用車の車検期間を6年、バイクを同3年に短縮するなどの内容が盛り込まれた。

マカオでは現在、自家用車、バイクの初回車検が新車登録後10年。新しい法案では自家用車の初回車検を6年目、その後8年目に2回目、10年目以降は毎年(バイクは同3年目、5年目、7年目)とする案を盛り込んでおり、ユーザーのメンテナンス意識の向上による排ガス抑制を狙う。

なお、現在登録済みの車輌のうちガソリン車の90%、ディーゼル車の85%、バイクの80%が新法の規定する基準をクリアするとみられる。新法導入に対し、市民からは概ね賛同する意見が多いが、自動車整備関連業界からは人材不足なども指摘されており、政府は専門メカニックの養成にも取り組む姿勢を示している。また、環境対応車普及への補助金の導入も発表済み。

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