マカオ税関が燕の巣など未検疫乾物の大量持ち込み企図した旅客2人を摘発

澳門海關(マカオ税関)は5月7日、同月4、5日に港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設の入境ホールにある税関検査場で燕の巣や花膠(魚の浮き袋)といった未検疫の乾物を大量に持ち込みしようとした事案が2件あり、物品を所持していた香港出身の男性旅客及び中国本土出身の女性旅客の2人を対外貿易法違反で起訴したと発表。

税関によれば、2人は申告物なしを意味する緑色レーンを通過してマカオ入りしようとしたが、税関職員が呼び止め、荷物検査を行ったところ、それぞれの手荷物から輸入にあたって申告及び検疫証明を必要とする物品が見つかったが、書類を提示できなかったとのこと。今回見つかった物品の総価格は約7万香港ドル(日本円換算:約98万円)という。

税関は労働節ホリデー期間中とあって、各イミグレーションにおける物品チェックを強化して臨んでいたとのこと。マカオを往来する旅客に対し、対外貿易法について留意してほしいとし、詳細については税関ホームページを参照するよう呼びかけた。

労働節ホリデー期間中に港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設の入境ホールにある税関検査場で発見された乾物の一部=2019年5月5日(写真:澳門海關)

労働節ホリデー期間中に港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設の入境ホールにある税関検査場で発見された乾物の一部=2019年5月5日(写真:澳門海關)

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