マカオ政府統計調査局は11月11日、今年第3四半期（2019年7〜9月期）の人口統計を発表。

　今年第3四半期末の時点のマカオの総人口は、前年の同じ時期から1.9%、今年第2四半期末から0.6%のそれぞれ増となる67万6100人で、全体の53.2%が女性だった。

　新生児数は今年第2四半期から8.5%増の1520人。新生児の性別比は106.0で、100人の女児に対して男児が106.0人。年頭からの累計新生児数は0.3%減の4395人。

　死亡人数は今年第2四半期から4.2%増の571人。三大死因はがん、循環器系疾患、呼吸器系疾患で、全体に占める割合はそれぞれ39.4%、20.7%、16.5%。年頭からの累計死亡人数は14.3%増の1734人。

　このほか、中国本土からの移民数は今年第2四半期から44.7%増の936人、マカオ居留権獲得者数は6.7%減の266人、海外（中国本土・香港・台湾含む）労働者数は1.6%増の19万3470人。

　婚姻登録数は1.8%増の856件。今年上半期累計では前年同時期から7.6%減の1973件だった。年頭からの累計では0.8%減の2829件。

　マカオの面積はおよそ32平方キロメートル、年間インバウンド旅客数はおよそ3580万人で、極めて人口密度の高い状態が続いている。総人口に占める海外労働者の割合は今年第2四半期から0.3ポイント上昇の28.6%。

マカオの町並み（資料）＝マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月（写真：GCS）