香港、12/8単日の新型コロナ新規感染確認数は100人…感染経路不明は27人=飲食店の午後6時以降イートイン禁止など防疫措置一層引き締めへ

 香港では、新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」を迎えている。

 香港政府は12月8日夕方、同日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数が100人だったと発表。3桁となるのは3日ぶりのこと。内訳は市中感染が95人、輸入性が5人。市中感染のうち感染経路不明は27人だった。

 マンション、スーパー、医療機関、建設現場、社会福祉施設など市内各所で集団感染(クラスター)も相次ぎ確認されている。中でも、大規模クラスター化しているダンスクラブ関連は新たに13人の感染確認があり、合計664人に。このグループをきっかけに感染が拡大している可能性が指摘されている。

 流行第4波が持続する中、香港政府は同日、防疫措置の一層引き締める方針を明らかにした。香港特別行政区の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は午後記者会見に臨み、10日午前0時以降、14日間にわたって飲食店の午後6時以降のイートイン営業の禁止(翌午前4時59分まで)、宴会人数の20人以下に制限、フィットネスセンター、スポーツ施設、美容・按摩院の閉鎖するなどの施策を発表。飲食店については1テーブル2人まで、客数をキャパシティの5割までとする措置についても継続となる。

 ここまでの香港における累計感染確認数は7076人、退院者数は5696人、死者数は112人。

一層の防疫措置引き締めについて説明する香港特別行政区の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官=2020年12月8日(写真:news.gov.hk)

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