中国本土の新型コロナ新規市中感染者数が約3ヶ月ぶり3千人超に…オミクロンBA.5流行の海南省が約6割=8/17

 中国本土では、比較的早い時期に新型コロナの封じ込めに成功し、以降は全国的には安定した状況となり、散発的な市中感染確認例が度々出現する程度だったが、今年(2022年)に入って以降はオミクロン変異株の流入を受け、上海や北京など一部地域で比較的大規模な再流行が発生した。

 中国の国家衛生健康委員会(NHC)が8月18日朝に公式サイト上で公表した情報によれば、同月17日の中国本土における新規市中感染確認者数は614人(前日から48人増)だったとのこと。内訳は海南省496人、陝西省36人、チベット自治区19人、浙江省14人、福建省10人、新疆ウイグル自治区9人、広東省6人、内モンゴル自治区5人、北京市4人、四川省4人、河南省3人、青海省3人、江西省1人、湖南省1人、重慶市1人、貴州省1人、雲南省1人。このうち海南省の10人、浙江省の6人、新疆ウイグル自治区の5人、広東省の3人、四川省の2人、チベット自治区の2人、北京市の1人、内モンゴル自治区の1人、陝西省の1人、青海省の1人の計32人が無症状から感染確認へ転じた事案。中国本土で市中感染確認例が出現するのは306日連続で、14日連続3桁となった。

 市中の無症状感染例は2810人(前日から488人増)。内訳は海南省1522人、チベット自治区870人、新疆ウイグル自治区224人、青海省57人、新疆生産建設兵団36人、陝西省29人、浙江省13人、江西省12人、河南省8人、河北省6人、広西チワン族自治区5人、上海市4人、山東省3人、重慶市3人、雲南省3人、甘粛省3人、寧夏回族自治区3人、内モンゴル自治区2人、広東省2人、四川省2人、北京市1人、江蘇省1人、貴州省1人。

 無症状を含む新規感染者数は3424人で、8日連続4桁。3千人超となるのは上海で大規模な流行が出現していた今年5月9日以来のこと。

 8月17日24時時点の中国本土で治療中を受けている感染確認者数は7412人(うち輸入性が716人)で、重症者は22人(輸入性ゼロ)。無症状の患者1万7175人(輸入性745人)が医学観察下にあるとのこと。

 省区市別で最多となったのは8月1日からリゾート地として知られる三亜市を中心にオミクロンBA.5.1.3の流行が続く海南省で、約2千人。三亜市では依然として多くの感染者が出現しており、17日は約1200人。当地の8月1日以来の累計感染者数は1万人を突破した。

 香港・マカオに隣接する広東省では、しばらく落ち着いた状況が続いた後、8月5日以降は2桁の感染例が出現していたが、18日の新規感染者数は9日ぶりの1桁となる8人に。うち6人が湛江市から報告されたケース。同市では省外から流入したオミクロンBA.5.1.3とBA5.2派生型の2つの伝播チェーンが存在するとされる。その他は広州市と東莞市が各1人。

 また、このところチベット自治区でも連日多くの感染者が出現しており、17日の感染例は約880人に上った。大半がラサ市とシガツェ市からの報告例。新疆ウイグル自治区でも3桁の感染例出現が続く状況。他にも各地で再流行が散発しており、ウイルス型もさまざま。

 中国本土の状況は総じて落ち着いている一方で、香港ではソーシャルディスタンス措置の第二次緩和後に市中感染確認数の緩やかなリバウンドが続き、直近では4〜5千前後(輸入性含む)となっている。マカオでは6月中旬から市中でオミクロンBA.5.1の流行が続き、累計1800人超に達した。ただし、全市民を対象とした高頻度のPCR検査及び迅速抗原検査によるスクリーニングと準ロックダウンともいえる厳格な防疫措置を講じて対応した結果、8月1日までにゼロコロナ状態を実現。以降は落ち着いた状態を維持している。

中国・北京(資料写真)—本紙撮影

中国・北京(資料写真)—本紙撮影

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