マカオ行政長官がホテルカテゴリー比率のアンバランス是正に言及…現状は5つ星に偏重

 マカオ特別行政区の賀一誠(ホー・ヤッシン)行政長官は8月11日の立法会答弁の中で、マカオのホテルカテゴリー比率のアンバランス是正に言及した。

 賀氏は現状マカオにおいて5つ星ホテルが多すぎると指摘。3つ星と4つ星ホテルが少ないことが費用面で団体旅客のマカオ渡航意欲に影響している可能性があり、3つ星と4つ星ホテルを増やす方策について検討を行っていることを明らかにした。

 マカオ政府統計調査局による最新資料によれば、今年6月末時点で営業中のホテル数は131軒、供給客室数は4.30万室で、このうち5つ星ホテルが35軒、供給客室数は全体の60.2%を占める2.59万室となっている。一方、3つ星と4つ星ホテルについては計37軒と軒数では5つ星を上回るが、供給客室数は1.47万室、全体に占める割合は34.2%にとどまる。

大型カジノIR(統合型リゾート)が建ち並ぶマカオ・コタイ地区の夜景(資料)=2020年7月本紙撮影

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