香港・マカオから中国本土への携行免税持ち込み枠が大幅拡大…5千元→最大1万5千元

 中国財政部、税関総署、税務総局が6月28日に発出した公告によれば、香港・マカオから中国本土へ入境する満18歳以上の居民旅客に対し、域外で入手した個人使用の合理的範囲内の携行物品について、免税持ち込み枠が総額1万2千人民元(日本円換算:約27万円)相当になるとのこと。

 また、中国本土へ入境する際、イミグレーション施設内に免税店が設置されている場合、一定数の購入を認め、これを含めた免税持ち込み枠は総額1万5千人民元(約33万円)相当とするという。

 従来の免税持ち込み枠は5千人民元(約11万円)だった。

 なお、当措置については、来月(7月)1日から拱北や港珠澳大橋珠海側など6つのイミグレーション施設で先行実施し、再来月(8月)1日からすべてのイミグレーション施設の拡大するとした。

 マカオ政府は28日に声明を出し、当措置によりマカオのツーリズム消費の増につながり、より多くの中小企業に恩恵をもたらすとし、中央政府に対して感謝の意を示した。

マカオとの主要な陸路の玄関口のとなる広東省珠海市の拱北イミグレーション施設(資料)=2023年9月本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ政府統計・センサス局は7月15日、今年第2四半期(2025年4〜6月)の観光物価指数が前年…
  2.  マカオ司法警察局は7月14日、マカオで男性ギャンブラーへ賭博用途のカネを高利で貸し付けた上、返済…
  3.  マカオ警察総局は7月14日、同月16日午前にかけてコタイ地区にある統合型リゾート(IR)グランド…
  4.  マカオ政府海事・水務局(DSAMA)は7月14日、同日午前9時半頃、マカオ半島北西の林茂塘にある…
  5.  マカオ観光のハイライトとしてすっかり定着した世界遺産めぐり。マカオ半島中央の旧市街地に点在する3…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…
  2.  今年(2025年)に入って以降、マカオ政府が新交通システム「マカオLRT」の新路線計画を相次いで…
  3.  マカオ政府は6月9日午後5時からマカオ政府本部ビルで特別会見を行い、SJMリゾーツ社、メルコリゾ…
  4.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  5.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…

注目記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…

イベントカレンダー

7月 2025
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31    
« 6月   8月 »
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年7月号
(vol.145)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun