5月マカオ国際空港旅客輸送量16%増

マカオ国際空港を運営する澳門国際機場專營公司は6月6日、今年(2014年)5月の旅客輸送量がのべ43万人、発着フライト回数が2.1万回となり、前年同月比それぞれ16%、6%増だったことを発表。また、同月より新サービス「直通快線(エクスプレス・リンク)」サービスを導入した。

同社によると、メーデー休暇によるマカオ市民の渡航が増えた上、中国本土及び台湾市場の伸びが持続していることが要因とのこと。東南アジア各国との間のフライトは現地の政情不安の影響を受けて客足が落ちているが、その影響も最小限に抑えることができたという。

マカオ国際空港の今年1~5月の累計旅客輸送量は昨年同期比11%増、中国本土と台湾市場がそれぞれ20%、14%増となっている。

また、マカオ国際空港では5月15日から「直通快線(エクスプレス・リンク)」サービスを開始。マカオ国際空港を経由して珠江デルタ各地へ往来する旅客向けにマカオ出入境手続きを省略して横琴、拱北、外港及びタイパフェリーターミナルの各イミグレーションとの間を専用バスで接続する。同社では、今後も利便性向上に努めたいとしている。

■参考リンク:マカオ国際空港「直通快線(エクスプレス・リンク)」サービス ※日本語

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

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