マカオ、2025年9月末の財政準備高は約12.5兆円

 マカオ特別行政区政府経済財政司司長の戴建業氏は11月4日午後のマカオ立法会全体会議において、マカオ特別行政区の「2024年度予算執行状況報告」を行った。

 2024年度の一般総合実際収入は前年から15.5%増の1160.63億パタカ(日本円換算:約2兆2183億円)、実際支出は8.1%増の979.50億パタカ(約1兆8721億円)で、収支は181.13億パタカ(約3462億円)のプラスに。

 このほか、投資・発展支出計画(PIDDA)の実施支出は10.1%減の176.84パタカ(約3379億円)、執行率92.6%だった。

 財務投資については、2024年の財務投資純収入は16.37億パタカ(約313億円)減の168.14億パタカ(約3213億円)。減少要因として、世界金融市場の変動が前年より激しくなったことで、財務投資収入全体が2.8%減少した一方、支出が32%増加したことを挙げた。

 今年(2025年)9月末時点におけるマカオ特別行政区の財政準備高は6579億4600万パタカ(約12兆5721億円)で、内訳は基本準備分が1672億8600万パタカ(約3兆1965億円)、超額準備分が4906億6400万パタカ(約9兆3757億円)とのこと。

戴建業経済財政司司長(中央)からマカオ特別行政区「2024年度予算執行状況報告」などが行われた11月4日のマカオ立法会全体会議の様子(写真:GCS)

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