マカオ国際空港でヘロイン密輸事案摘発…中国人の運び屋の男逮捕

 マカオ司法警察局は2月2日、前月(1月)31日にマカオ国際空港で国外からのフライトでマカオへ到着した旅客によるヘロイン密輸事案を摘発し、中国人(中国本土居民)の男(20代)を逮捕したと発表。

 近年、マカオ国際空港では越境犯罪組織に雇われた運び屋とみられる人物らによる違法薬物密輸事案の摘発が相次いでおり、同局が取り締まりを強化して臨む中、同局の薬物犯罪捜査課が情報に基づくリスク評価を経て、国外からマカオへ向かうフライトに搭乗する中国人の男1人をマーク。1月31日、税関及び治安警察局の協力を得て配備を敷き、マークした男がマカオへ到着後、直ちに手荷物の開封検査を実施したところ、男が携行していたスーツケースの隙間の部分に刺激臭のあるコーヒーパウダーとラー油が付着したビニール袋2個を発見し、中には約4559グラムの違法薬物とみられる乳白色の顆粒状の物品が入っていたという。

 その後の同局刑事技術部門による緊急検査で、当該物品が末端価格にして約638万パタカ(日本円換算:約1.2億円)相当の麻薬(ヘロイン)であることが確認されたとのこと。

 男は同局の調べに対し、犯罪組織に運び屋として雇われ、成功報酬として5000人民元(約11万円)を提示されていたなどと供述。同局は捜査で得られた情報を総合的に判断し、男を麻薬・向精神薬密売罪で検察院送致するとした。

 同局では、本件を受け、薬物の密輸は厳重な刑事犯罪であり、市民に対して絶対に密輸に関与しないこと、また警戒意識を高め、他人から来歴不明の物品が入った荷物を預かってマカオと外地の間を出入りするようなことのないようあらためて呼びかけを行った。

マカオ司法警察局が会見で公開した証拠品の数々=2026年2月2日(写真:マカオ司法警察局)

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