マカオで今年4例目の輸入性デング熱感染確認例出現…患者にスリランカ渡航歴

 マカオ政府衛生局(SSM)は2月2日夜、同日マカオ域内で今年4例目となる輸入性デング熱感染を確認したと発表。

 デング熱は蚊(ヒトスジシマカ)を媒介とする感染症で、マカオでの感染確認例出現は13日ぶり。

 今年輸入性第4例目の患者はタイパ島北西部にあるマンション「海洋花園(麗花苑)」に居住するマカオ人の男性(35)で、前月(1月)12日から28日にかけてスリランカへ旅行に出かけていたとのこと。マカオへ戻った後の2月1日に発熱と筋肉痛の症状が出現し、その後も症状が緩和しなかったため、2日に私立総合病院の鏡湖醫院を受診するとともに、血液検査を受検。その検査結果が同日午後に明らかとなり、デング熱Ⅱ型に感染していることが確認された。

 同局では、患者の渡航・居住歴、発症時間、検査結果を総合し、輸入性の感染例と判断。目下、患者は公立総合病院の仁伯爵綜合醫院(通称:山頂醫院)に入院中で、依然として発熱の症状が持続しているという。なお、これまでのところマカオでの同住者に体調不良の者は出ていないとした。同局は患者の住居のあるマンション付近一帯をリスクエリアと位置付け、職員を派遣し、蚊の発生源の調査・除去と予防措置として蚊の駆除及び作業を実施する予定。

 マカオでは、昨年にかけて蚊を媒介とする感染症のうちチクングニア熱とデング熱の感染確認例が多数出現し、前者が46例(当地感染8例と輸入性感染38例)、後者が36例(当地感染1例と輸入性感染35例)に上った。

 マカオの人口は約68万人、人口密度は世界的にみてもかなり高い約2万人/平方キロ。冬に入っても気温が高い日が多く、蚊の発生しやすい状況が続いており、また外地との人の往来も頻繁となる中、年初からデング熱(1月6日・12・20日・2月2日)、チクングニア熱(1月7日)、ジカ熱(1月13日)と蚊がを媒介とする感染症の輸入性感染確認例が相次ぎ、当局が東南アジアなどデング熱、チクングニア熱、ジカ熱の流行地域に渡航するにあたり、予防対策を強化して臨むよう再三にわたり呼びかけている。

マカオ外港フェリーターミナルに掲出されている外遊先でのデング熱への注意を呼びかけるサイネージ(資料)=2024年8月本紙撮影

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