マカオ税関が運び屋による密輸事案を直近1週間で11件摘発…大量の貴金属など発見
- 2026/2/2 21:29
- 社会・政治
澳門海關(マカオ税関)は2月1日、マカオ警察総局による指揮の下、各種違法・犯罪行為の抑止と取り締まりを通じ、マカオの良好な治安環境の維持を図ることを目的とした「冬の防犯運動2026」の展開に伴い、IT技術を活用するなど水際における密輸品の出入りに対する取り締まりを厳格化して臨む中、直近1週間(1月23〜29日)にマカオ国際空港旅客ターミナルビル、關閘イミグレーション、港珠澳大橋マカオ側イミグレーションの税関検査場において、「水客」と呼ばれる違法な越境”運び屋”による密輸事案を11件摘発したと発表。
発見に至った密輸品の内訳は、中古スマートフォン136台、紙巻きたばこ3万7150本、葉たばこ1090グラム、電子たばこ用のヒートスティック6200本、粒銀とみられる貴金属40キログラム、薬品14個、中古タブレットパソコン2台で、たばこ類と粒銀が密輸入、その他は密輸出事案だったとのこと。
密輸入事案はマカオ国際空港と港珠澳大橋マカオ側イミグレーションの入境口にある税関検査場、密輸出事案はすべて關閘イミグレーションの出境口にある税関検査場において、疑わしい形跡から検査対象として呼び止めた通関者の手荷物の中や着衣の下から発見に至り、このうち港珠澳大橋マカオ側イミグレーションで見つかった粒銀の価値は約130万パタカ(日本円換算:約2500万円)相当分だったという。

上述の11件の密輸事案に関与した11人の年齢は16〜59歳で、全員を対外貿易法違反で起訴済みで、密輸出に関与した未成年者については教育当局がフォローアップを行うとした。
2023年初頭のウィズコロナ転換による水際措置の緩和に伴い、マカオと中国本土、香港との相互往来が容易になって以降、いわゆる運び屋が絡む密輸事案が摘発されるケースが増えており、物品を着衣の下に隠すなどの手口や越境自家用車の悪用が目立つほか、未成年者が関与するケースもしばしば報告されている。
税関では、市民に対して出入境における携行品の出入りに関する法令を遵守し、報酬を目当てに運び屋行為へ従事しないよう重ねて呼びかけを行うとともに、今後も水際における「隠す」、「偽装する」といった手段による密輸に対する各種取り締まり強化体制を維持して臨む考えを示した。






















