マカオ、12万パタカ(約165万円)以上の現金等持ち込み/持ち出し申告義務化…17年11月1日から=金など貴金属と宝石は対象外

先にマカオ立法会全体会議で可決された12万パタカ(日本円換算:約165万円)相当の現金等のマカオへの持ち込み、マカオからの持ち出しの際に申告を義務付ける『出入境時携行現金・無記名譲渡可能有価証券規制法』の内容が6月12日付のマカオ政府広報に掲載された。今年(2017年)11月1日に施行となる見通し。

同法では、規定金額を上回る現金及び/または無記名で第三者へ譲渡可能な有価証券類(トラベラーズチェック、小切手、為替手形、支払保証書、約束手形等)を携行してマカオへ入境、マカオから出境する場合、税関検査場において諸手続きが必要な者が通過する赤色レーンへ進んだ上、専用フォームに記入して税関職員へ提出し、質問に応じる義務が生じる。また、無申告での持ち込み、持ち出しが発覚した場合、1000〜50万パタカ(約1万3700〜686万円)の範囲の罰金を科すとしている。

なお、金とその他貴金属、宝石は申告の対象に含まれず、トランジットのための短期滞在者についても申請を行う必要がないとされている。

マカオ税関(澳門海關)は、6月12日午後にプレスリリースを発出し、申告義務化の理由は、マネーロンダリング(資金洗浄)やテロ資金封じ込めの国際規定に合わせるためと説明した上、法律施行後も合法的な資金の出し入れについての制限はないとし、きちっと出入境の際に申告手続きを行うよう呼びかけた。

マカオはフリーポートして知られ、現在、現金等のマカオへの持ち込み、マカオからの持ち出しについては金額の大小に関わらず申告不要となっている。

マカオ・關閘イミグレーション税関検査場の赤緑式レーン(写真:澳門海關)

マカオ・關閘イミグレーション税関検査場の赤緑式レーン(写真:澳門海關)

関連記事

最近の記事

  1.  総合不動産サービス企業のJLL(仲量聯行)は3月4日、2025年のマカオ不動産市場レビュー及び2…
  2.  マカオは人口約69万人、面積約32平方キロという小さな街だが、世界遺産やカジノを核とした大型IR…
  3.  マカオ政府体育局は3月3日、(2026年)3月30日から4月5日にかけてマカオで開催を予定してい…
  4.  澳門海關(マカオ税関)は3月2日、「水客」と呼ばれる違法な越境”運び屋”行為に対し、IT技術を活…
  5.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は3月2日、2025年11月〜2026年1月の雇用統計を公…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府博彩監察協調局(DICJ)は1月1日、昨年(2025年)12月の月次及び年間のカジノ売…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は1月19日、国際旅客誘致策の一環として2024年と2025年に実施…
  3.  マカオ治安警察局は1月4日、昨年(2025年)通期の各種出入境関連統計の速報値を発表。  …
  4.  マカオ政府公共建設局(DSOP)は1月23日、新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」の整備構…
  5.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  4.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2026年3月号
(vol.153)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun