マカオ、2025年3月末の総人口は0.2%増の68.79万人

 マカオ政府統計センサス局は5月6日、今年第1四半期(2025年1〜3月)の人口統計を公表。

 今年3月末時点の総人口は68.79万人で、前年同時期から1500人増(0.2%増)だった。主な増加要因として、コロナ禍で流出したマカオ居住の海外労働者が戻ったことが挙げられる。総人口に占める女性の割合は53.7%。

 今年第1四半期の新生児数は前年同時期から106人減の750人。死亡人数は4人減の637人。婚姻登録数は220件減の717件。死因は悪性腫瘍(がん)が35.3%を占めトップで、循環器系疾病が28.4%、呼吸器系疾病が11.9%で続いた。

 人口流動については、今年第1四半期の中国本土からの移民数(”単程証”を持つ新移民)が前年同時期から41人減の685人、新規居留許可獲得者数が267人増の539人。

 四半期比較では、今年第1四半期の新生児数は前の四半期(昨年第4四半期)から237人減、死亡人数は26人増、結婚登録数が156件減。また、中国本土からの移民数は547人減、新規居留許可獲得者数は253人増。今年第1四半期末の海外労働者数は826人増の18万3368人だった。

 マカオの面積はおよそ32平方キロメートルで、世界的にみて極めて人口密度の高い地域となっている。

マカオタワーから望むマカオ半島の町並み(資料)=2024年10月本紙撮影

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