マカオ、2025年1〜4月累計のカジノ税収は5400億円…前年同時期から微減

 このほどマカオ政府財政局が公表した最新の財政収支資料によれば、今年(2025年)1〜4月累計の歳入は前年同時期から4.8%減の343億7378.6万パタカ(日本円換算:約6260億円)で、年度予算執行率は29.6%だった。

 経常性収入に限ると5.0%減の340億3870.0万パタカ(約6199億円)で、年度予算執行率は30.2%。このうち、いわゆるゲーミング(カジノ)税収は微減(0.006%減)の298億3967.4万パタカ(約5434億円)、年度予算執行率は32.0%。歳入に占めるゲーミング税の割合は86.8%に。

 歳出は2.6%増の240億4555.0万パタカ(約4379億円)で、年度予算執行率は22.0%。

 財政収支は103億2823.5万パタカ(約1881億円)の黒字で、前年同期から18.5%減。年度予算執行率は151.2%。

 アフターコロナでカジノ売上の回復が進む状況を受け、財政予算における年間カジノ売上目標は2023年から段階的に引き上げられている。今年の年間目標は前年から11%引き上げの2400億パタカ(約4兆3705億円)、月平均200億パタカ(約3642億円)となっているが、1〜4月の実績は前年同時期から0.8%増の765.14億パタカ(約1兆3934億円)で、年初から4ヶ月連続で未達が続く状況。

大型カジノIR(統合型リゾート)が建ち並ぶマカオ・コタイ地区の風景(資料)=2020年7月本紙撮影

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