「アートマカオ2025」が7〜10月にかけて開催へ…日本アーティストの参加も

 マカオ政府文化局(ICM)は7月2日、「アートマカオ:マカオ国際アートビエンナーレ2025」の開催概要を発表。

 アートマカオは「街全体が美術館」をコンセプトとし、隔年開催される大規模国際文化芸術祭で、会期は7月から10月まで。メインエキジビション、パブリックアートエキジビション、シティパビリオン、特別展、ローカルキュレーショナルプロジェクト、コラテラルエキジビションの6セクションに分けられ、市内各所に設ける会場で約30のプログラムを展開。世界10以上の国・地域の先駆的なアーティストをフィーチャーするとのこと。

「アートマカオ:マカオ国際アートビエンナーレ2025」開催概要発表会の様子=2025年7月2日(写真:ICM)

 日本アーティスト関連では、マカオが今年「東アジア文化都市」に認定されたことを受け、坂口寬敏氏が中国の管懐宝氏、韓国のキム・サンヨン氏と共同制作した東洋の哲学的な時間と空間の概念を体現し、東アジアの都市間の文化的な絆と精神的なつながりを祈念する作品「時間塔(タイムタワー)」がパブリックアートエキジビションセクションにラインナップ。メインエキジビションでも日本アーティストの作品が展示される。

 このほか、マカオ政府とカジノ経営コンセッションを締結する6社が共催に名を連ね、統合型リゾート(IR)施設等でブルーノ・モワナー展(ギャラクシーマカオ)やピカソ展(グランドリスボアパレス)など、さまざまな特別展を開催する。

 アートマカオ2025のイベントラインナップ等の詳細はICMの公式ホームページ(https://www.artmacao.mo/)で確認できる。

日本アーティストの坂口寬敏氏が中国の管懐宝氏、韓国のキム・サンヨン氏と共同制作した「時間塔(タイムタワー)」のイメージ(写真:ICM)

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