マカオ・新口岸地区で屋台村イベント開催…ツーリズムエコノミー促進措置の一環

 マカオ半島新口岸地区の廣州街から上海街にかけての歩行者天国ゾーンで8月15日、「尋味新口岸市集(ZAPE Taste Jam)」と題した大規模な屋台村イベントが開幕した。

 このイベントはマカオ政府旅遊局(MGTO)とマカオ帰僑総会の合同主催により8月24日まで10日間にわたって初開催されるもので、キッチンカー6台と屋台33ブースを展開し、新口岸地区のグルメ、東南アジア各地の料理、軽食、ドリンク、コーヒー、各種アルコール、カルチャー・クリエイティブグッズを販売するほか、特設ステージで東南アジア舞踊やオップソングの演唱会などのパフォーマンスも行われるとのこと。

 イベントの会場のマップやブースラインナップ等の詳細はMGTOの特設ホームページ(https://www.macaotourism.gov.mo/zh-hant/article/events/zape-taste-jam-2025)で確認することができる。

 新口岸地区をめぐっては、一帯に多く存在する「衛星カジノ」が年末までにクローズすることが今年6月初旬に発表されたばかり。これを受け、マカオ政府は同月下旬、衛星カジノのクローズによる新口岸地区一帯のホテルやテナントへの影響を考慮し、当該エリアに人流を呼び込み、ホテル宿泊や消費に繋げる各種ツーリズムエコノミー促進措置を積極的に講じていく考えを示し、初歩プランとして国際的に著名なIP活用、コンサートによる経済効果の促進、スペースを有効活用したイベント開催、エリア内環境の改善の4つの方向性を検討していることを明らかにしており、このイベントが第一弾となる。

「尋味新口岸市集(ZAPE Taste Jam)」会場の様子=2025年8月15日(写真:MGTO)

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