マカオ、同じレストランで生牡蠣食べた9人に相次ぎ急性胃腸炎の症状出現

 マカオ政府市政署(IAM)は1月24日、このほど同じレストランで食事をした複数人に相次いで急性胃腸炎の症状が出現したとの通報が2件寄せられたとのこと。

 これを受け、IAMの職員が当該レストランに職員を派遣し、店内から採取した食品及び環境サンプルを検査したところ、初歩結果として同店で提供した生牡蠣を食べたことが原因の集団食中毒が疑われることがわかったとし、同店に対して疑わしい食品の提供を中止を命じるとともに、その供給源の調査などフォローアップを進めているとした。

 その後のマカオ政府衛生局(SSM)による疫学調査を経て、今回の集団食中毒事案の患者は9人で、近日、コタイ地区にある統合型リゾート(IR)ロンドナーマカオ併設のハンプトンコートで食事をした2つのグループに属し、同店で生牡蠣や刺身といった冷製シーフードプラッターを食べた後、1月21日から発熱、嘔吐、下痢の症状が相次ぎ出現したことが明らかになったとのこと。SSMでは、食品摂取歴、潜伏期間、症状から、ウイルス病原体により引き起こされた可能性が高いとの見方を示したという。

 IAMでは、店舗における調査の所見として、現場の環境衛生は全体的に良好で、食品の取り扱いや保管も正常だったことから、本件の原因は生牡蠣が原因と疑われるとし、すでに当該高リスク食品の提供停止を命じる予防措置を講じており、今後のフォローアップの中で食品安全法違反が判明した場合には、法律に基づき対処する考えを示した。

 本件を受け、IAMはレストラン業界に対して食品衛生・安全に関する要件遵守、また消費者に対しても特に魚介類を調理、摂取するにあたっての注意を呼びかけた。

ユネスコ世界文化遺産にも登録されているマカオ政府の市政署ビル(資料)=2025年3月本紙撮影

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