マカオの住宅不動産市場、2026年は安定化の見通し…JLL

 総合不動産サービス企業のJLL(仲量聯行)は3月4日、2025年のマカオ不動産市場レビュー及び2026年の市場予測レポートを発表。

 同レポートによれば、2025年は需要の低迷とマクロ経済の不透明感から、多岐にわたる不動産セクターで資本価値が下落したとのこと。2026年は住宅市場で安定化が見込まれる一方、商業用不動産は引き続き圧力に直面するとの予測を示した。

 JLLマカオ地区バリュエーション&リスクアドバイザリー部門ダイレクターのマーク・ウォン氏は、(2025年)マカオのカジノ売上とインバウンド旅客数はいずれも堅調な伸びで、ツーリズム・ゲーミング産業の回復が続く状況を反映し、経済成長率についてもすでにコロナ前水準に復帰したものの、経済成長を特定産業に依存する構造的課題を抱えており、ブレイクスルーには至っていないと指摘。また、銀行が商業不動産向けの融資を厳格化する中、このセクターへの投資意欲が依然として低調であり、投資家の利回り目標が従来の2倍になっているとのこと。さらに、2025年末までに衛星カジノと呼ばれるカテゴリーの施設が全閉鎖となったことは不動産市場に継続的な課題をもたらし、商業用不動産の資本価値全体は底入れ局面を維持する見込みとした。

JLLマカオ地区シニアダイレクターのマーク・ウォン氏(写真:JLL)

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