マカオの失業率、2.0%維持=16年12月〜17年2月雇用統計

マカオ政府統計調査局が3月27日に公表した最新の雇用統計によると、昨年(2016年)12月〜今年2月の期間の総体失業率は2.0%、マカオ居民(マカオ居留権保有者)に限った失業率は2.8%、不完全雇用率は0.5%で、いずれも前回調査(16年11〜17年1月期)から横ばいだった。

マカオの失業率は2015年2〜4月期まで史上最良水準の1.7%、3〜5月期から5〜6月期まで1.8%、6〜8月期から16年10〜12月期まで1.9%で推移してきた。

昨年12月〜今年2月の期間の労働人口は38.70万人、労働参加率は70.9%。このうち、総就業人口は前回調査時から2800人減の37.91万人。マカオ居民に限ると800人減の27.71万人。

前回調査時との比較における主要業界別の就業人数の動向については、カジノ・カジノ仲介業が1.4%減の8.13万人、卸売・リテール業が0.2%減の4.73万人、建設業が0.8%減の3.50万人、ホテル業が1.7%増の3.04万人、飲食業が0.1%減の2.48万人だった。

失業人口は前回調査時から横ばいの7900人。失業人口のうち、初めて職探しをする新増労働力の占める割合は0.8ポイント上昇の8.4%。

前年の同じ時期との比較では、労働参加率が1.6ポイント下落、失業率が0.1ポイント上昇、不完全雇用率は横ばい。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

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