快適な海上ルート出入境目指す―春節繁忙期

マカオへの主要玄関口、フェリーターミナルを管轄するマカオ政府港務局では、多くの観光客が海上ルートを使ってマカオを訪れるピークシーズンとなる春節休暇時期を前に、海上輸送と入境審査等を担う民間企業及び政府部門担当者を集めた合同準備会議を行った。

ピーク時はイミグレーション審査待ちの行列時間が長くなることから、旅客の不満を最小限にとどめるため、待ち時間の短縮に官民で全力を注ぐ方針。中でもイミグレーション審査を担当する治安警察局出入境事務庁では、春節前後の2月9日から17日までのピーク期間中、担当官の休暇取得を一時ストップする。これによってイミグレーション審査ブースを増やすことができるという。

また、港務局ではマカオフェリーターミナルのハード・ソフト両面でのバージョンアップ工事を進めているが、すでに3階部分のフードコートと待合室がオープン済み。フェリーの待ち時間をより快適に過ごすことができるよう、待合室には携帯電話の充電設備や無線LANなどを設置しているという。

港務局では春節休暇時期にフェリーターミナルを利用する際、早めのチケットの手配と天候によるフェリースケジュールの変更について注意するよう呼びかけている。今年は春節休暇時期に限り、マカオフェリーターミナルでタイパフェリーターミナル出発便、タイパフェリーターミナルでマカオフェリーターミナル出発便と、相互チケット発売を行う予定もある。

合同会議の様子 (c) 港務局
合同会議の様子 (c) 港務局

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