春節カジノホテル予約好調、カジノ売上伸長予想

2月10日から春節(旧正月)休暇シーズンがスタートする。中国本土では約1週間の大型休暇となるが、休暇3日目となる12日から15日の間のマカオの主要カジノホテルは満室となっている模様。

2月8日付の「ブルームバーグ」、9日付の「澳門日報」などが報じた。ブルームバーグによると、春節時期にマカオを訪れるギャンブラーにとって、宿を確保できるだけでラッキーであるという。また、カジノ運営企業の増収にもつながるのではないかとみる。アナリストの見解として、マカオの主要カジノ・リゾート17施設では、10日からスタートする休暇期間中、12~14日がすでに満室状態にあり、2月の月間カジノ収入は前年同期比15%増となる279億パタカ(約3,270億円)にも達する可能性があるとした。

澳門日報では地元観光業者のコメントとして、現時点(旧暦の年末)では例年と比較して出足は遅いとしながらも、今後ピークを迎え、最終的に春節期間中のホテル客室予約率は目標に達するものとの見方を紹介。明日の元旦は客室に余裕があるというが、3日目となる12日からは完売状態で予約を入れられないという。客室単価は1,800~4,000パタカと施設により幅があったという。

中国本土からの観光客にとって、中国国内で唯一の「合法カジノ都市」であり、ショッピングやアトラクション要素も揃いつつあるマカオは目的地として根強い人気を誇る。

各カジノリゾートホテルは華やかなデコレーションで新春ムードを演出 (c) StarWorld Hotel

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