マカオ国際空港で旅客の手荷物からメリケンサックなど禁制品発見相次ぐ…同日に2件

マカオ治安警察局の発表によれば、7月20日午後、マカオ国際空港を出発する旅客便を利用予定の乗客の荷物の中から禁制品と思われる品が見つかったという空港警備担当からの通報が2件あったという。

警察官が荷物の中身を確認したところ、1件がナックルダスター(メリケンサック)、もう1件が実弾で、鑑定の結果、いずれも禁制品に相当することが確認されたことから、荷物の持ち主である20代の中国本土出身の男及び20代のフィリピン出身の男を逮捕したとのこと。メリケンサックは中国本土で購入、実弾はフィリピンの家人から土産として入手したものと説明し、マカオで禁制品だと知らなかったとそれぞれ供述しているという。警察では、2人を武器弾薬関連法違反の罪で送検する方針。

マカオ国際空港の荷物検査場では旅客の携行品の中から禁止武器に相当する物品が発見される事案が相次いでいる。護身用の商品であっても、同時に攻撃性を有するとみなされることから、マカオでは禁止武器の範疇に含まれている。

旅客の手荷物の中から発見されたメリケンサック(写真:マカオ治安警察局)

旅客の手荷物の中から発見されたメリケンサック(写真:マカオ治安警察局)

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