マカオカジノ運営SJMホールディングスが2023年1Q業績発表…赤字幅3割超縮小

 マカオ政府とカジノ経営コンセッションを結ぶ6陣営の一角、SJMホールディングスは5月15日、今年第1四半期(2023年1〜3月)の監査前業績を発表。

 同社発出資料によれば、同社の今年第1四半期の赤字は約8.69億香港ドル(日本円換算:約151億円)で、赤字幅は前年同時期から32.2%縮小した。

 カジノ純収入は前年同時期から57.7%増の約37.05億香港ドル(約643億円)。カテゴリー別の内訳はVIPが41.6%減の2.01億香港ドル(約35億円)と振るわなかったが、マスゲーミング(いわゆる平場)は67%増の約34.35億香港ドル(約596億円)、スロットマシンは81.3%増の約2.52億香港ドル(約44億円)、マスの伸長が業績の回復に貢献するかたちとなった。

 調整後EBITDAは前年同時期のマイナス約4.74億香港ドル(マイナス約82億円)からプラスに転じ、約3100万香港ドル(約5億円)に。

カジノのイメージ(資料)=本紙撮影

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