団体旅客数、客室稼働率とも好調―14年4月

マカオ政府統計調査局は5月29日、今年(2014年)4月の団体旅行客及びホテル客室稼働率統計を発表。同月マカオを訪れた団体ツアー客はのべ前年同月比23%の大幅増となる95.7万人。ホテル客室稼働率は同5ポイント上昇の86%だった。日本からの団体客も復調を持続。

2014年4月にマカオを訪れた団体ツアー客のべ95.7万人の主な出発地別内訳は下記の通り。
・中国本土:77.1万人 31.3%増(うち広東省24.4万人 15.4%増)
・台湾:5.8万人 15.6%増
・香港:3.7万人 5.0%増
・韓国:3.2万人 8.7%減
・タイ:1.4万人 24.9%減
・日本:1.0万人 23.2%増

統計調査局では2014年4月の団体ツアー客増の要因として、復活節(イースター)長期休暇があったためとしている。

2014年1~4月の累計団体ツアー客数は前年同期比14%増の352.1万人。

マカオ全体で99軒のホテル(バジェットホテル含む、以下同)が今年4月末時点で提供する客室数は2.8万室となり、対前年1%減。うち、5つ星ホテルの客室は1.8万室で、全体に占める割合は66%。

2014年4月のホテル(バジェットホテル含む)客室稼働率は5ポイントの上昇となる86%、うち4つ星ホテルでは88%だった。一方、宿泊人数は1%減となるのべ88.7万人、うち5つ星ホテルの宿泊者が58%を占めた。平均滞在日数は前年から0.1日増の1.4泊。4月は香港、台湾、韓国からの旅客のホテル宿泊客の減少が目立ったが、中国本土旅客のホテル宿泊客数は前年同月比11%増。

今年1~4月の累計ホテル宿泊ゲスト数は前年同期比3%増の353.6万人、平均客室稼働率は同7ポイント増の87%。

マカオ外港フェリーターミナル(資料)―本紙撮影

マカオ外港フェリーターミナル(資料)―本紙撮影

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