マカオ旅遊局がイミグレ周辺及び観光名所でのパトロール継続…インバウンド旅客数の回復続く中

 マカオでは、アフターコロナでインバウンド旅客数の回復傾向が続いている。このほどマカオ入管当局が公表した暫定値によれば、昨年(2024年)通期のマカオのインバウンド旅客数は延べ3490万人超に上ったとのこと。

 マカオ政府旅遊局(MGTO)は1月6日、大量のインバウンド旅客を迎える中、マカオの観光業界の監督機関として、業界秩序の監察を絶えず監視し、観光市場の秩序を乱す違法行為について、関連部門と合同で取り締まりを実施することで、秩序ある運営を促進していることを明らかにした。

MGTO及び関連当局による巡回監察の様子(資料)=マカオ・關閘イミグレーション周辺(写真:MGTO)

 同局では、マカオの観光業界の秩序を保つことで、観光都市マカオのイメージを保護し、また(政府が目標として掲げる)「世界的ツーリズム・レジャーセンター」としての地位を確固たるものにするため、昨年を通じて外地との玄関口にあたる各イミグレーション施設、観光名所、ショッピングスポット等における団体旅客や観光業従事者の労働状況に関する抜き打ち検査を含む延べ約1615回にわたるパトロールを実施したという。

 なお、昨年通期の無免許ツアーガイド摘発件数は17件で、これに関する苦情・通報も35件寄せられたとのこと。

 同局では、観光業界に対し、法令を遵守の下、誠実で質の高いサービスを旅客に提供するよう呼びかけを行うとともに、引き続きイミグレーション施設や観光名所におけるパトロールを継続するとした。

MGTO及び関連当局による巡回監察の様子(資料)=マカオ・關閘イミグレーション周辺(写真:MGTO)

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