マカオ、今年もデング熱の流行リスク高…当局見通し

 マカオ政府のデング熱予防ワーキンググループは3月26日に年次のワーキング会議を開き、今年(2025年)の予防・管理及びプロモーション活動について検討を行った。

 同グループによれば、昨年は世界的にデング熱の流行が深刻で、マカオでも当地感染9例、輸入性感染39例が確認され、輸入性感染例をきっかけにした当地感染の出現リスクが非常に高いことを示す結果になったといい、今年についてもマカオでデング熱の流行が出現する可能性は依然としてあり、またそのリスクも高いとの見通しとのこと。

 同グループでは、引き続き近隣地域におけるデング熱の流行状況を注視するとともに、政府関連部門間の協調強化、地域コミュニティ団体との連携も進め、予防対策を講じていく予定という。

 デング熱は蚊(ヒトスジシマカ)を媒介とする感染症で、今年に入って以降の感染確認は輸入性のみ6例。

マカオ政府デング熱予防ワーキンググループ年次会議の様子=2025年3月26日(写真:マカオ政府デング熱予防ワーキンググループ)

関連記事

最近の記事

  1.  マレーシアのMJets Air(Mジェットエア)が4月28日、同国のクアラルンプール国際空港とマ…
  2.  マカオは人口約68万人、面積約32平方キロという小さな街だが、世界遺産やカジノを核とした大型IR…
  3.  マカオ政府とカジノ経営コンセッションを結ぶ6陣営の一角で、香港上場のSJMホールディングスは4月…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…
  5.  マカオにとって最大の旅客ソースとなる中国本土で5月1日から5日までが5連休(「五・一」労働節ゴー…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…
  2.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  3.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  4.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年5月号
(vol.143)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun