マカオ旅遊大学とSJMリゾーツ社がポルトガルの著名シェフ招聘した調理実習ワークショップ合同開催

 マカオのツーリズム・ホスピタリティ分野に強みを持つ公立のマカオ旅遊大学(UTM)とマカオで複数の統合型リゾート(IR)を運営するSJMリゾーツ社はこのほど、ポルトガルの著名シェフ、ジョゼ・アヴィレス氏を招聘し、UTMのモンハキャンパスで調理実習ワークショップ合同開催した。

 アヴィレス氏は、リスボンでポルトガル初のミシュラン2つ星を獲得したシェフであり、マカオのSJMリゾーツ社傘下のIR施設グランドリスボアパレスのコンテンポラリーポルトガル料理レストラン「メーザ・バイ・ジョゼ・アヴィレス」を手掛ける料理界の先駆者としても知られる存在。

マカオ旅遊大学とSJMリゾーツ社がポルトガルの著名シェフ招聘して合同開催した調理実習ワークショップの様子(写真:UTM)

 UTMが4月8日に発表した内容によれば、今回のワークショップでは、アビレス・シェフが自身のキャリア、メーザ・バイ・ジョゼ・アヴィレスで提供するメニューの背後にあるインスピレーションや創造性、さらに料飲ビジネスにおける課題と成功の秘訣について語った後、自身のシグネチャーメニューという「バカリャウ・ア・ブラス(Bacalhau à Brás)」の調理実演を披露しながら、伝統的なメニューをどのようにしてコンテンポラリーに表現するかなどについての解説を行ったとのこと。

 今回のワークショップはUTMとSJMリゾーツによる地元レストラン業界の人材育成の取り組みの一環といい、UTMのキュリナリー・アーツ・マネジメント学士課程の学生30名以上が参加。UTMでは、学生らが著名シェフから直接見識を得ることで、ポルトガル料理への理解を深めるとともに、将来のキャリアに活かせる貴重な経験を積むチャンスとなったと評価した。

マカオ旅遊大学とSJMリゾーツ社がポルトガルの著名シェフ招聘して合同開催した調理実習ワークショップの様子(写真:UTM)

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