メスのパンダ「心心」急性腎不全で死亡=マカオ

マカオ政府民政総署は6月23日未明に緊急記者会見を開き、マカオパンダパビリオンで飼育している二頭のつがいのジャイアントパンダのうち、メスの「心心(シンシン)」が22日午後8時18分に死亡したことを発表。死因は急性腎不全及び合併症の血性腸炎によるものとみられ、今後さらに調査を進める。

同署の発表によると、今年5月末に行った定期検査で腎機能に異常が見られたことから、治療を続けてきた。当初の治療により改善の兆しが見られたというが、ここ2週間は発情期に入っていたことで情緒不安定になり、食事量、飲水量が安定しないことから食事療法がうまくいかず、腎機能の低下が急激に進んだ。

なお、オスのパンダ「開開(カイカイ)」については定期検査の結果も正常。

民政総署ではしばらくの間マカオパンダパビリオンを休館とすることを決定している。

「心心」は2008年7月26日に中国・四川省の成都パンダ繁殖基地で誕生。2010年12月17日にマカオへやって来た。

ジャイアントパンダ「心心」(資料)―本紙撮影

ジャイアントパンダ「心心」(資料)―本紙撮影

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