マカオ治安警察局が一斉取り締まり実施…違法両替やオーバーステイなど違法違反行為の9人発見
- 2025/10/14 18:49
- 社会・政治
このほどマカオ警察総局(SPU)は組織的なクロスボーダー犯罪(越境犯罪)対策を主な目的として広東省及び香港の警察当局が連携して実施する合同作戦「落雷2025」の第2期をスタートした。
マカオ治安警察局は10月13日、「落雷2025」の一環として、マカオ警察総局による指揮の下、マカオの良好な治安環境の保護・維持を目的とした一斉取り締まりを同月12日から13日にかけて市内各所で展開したと発表。

今回の一斉取り締まりには、同局のマカオ警務庁、海島警務庁、情報庁、交通庁から78人が参加し、マカオの各所にある多くのレストラン及びバーに対するパトロールとともに、カジノ施設が集積するマカオ半島の新口岸地区一帯及びコタイ地区のコタイストリップ一帯で職務質問を強化して臨んだほか、複数箇所で交通検問を行ったとのこと。
期間中、270人(男157人、女113人)に対する調査を行った結果、9人(男6人、女3人)の違法違反行為が発覚。このうち「賭博目的違法両替経営罪」に抵触すると見られる7人(男5人、女2人)を検察院送致したほか、オーバーステイの男1人と違法売春従事の女1人について、関係部署へ身柄を引き渡し済みとした。

交通検問については車両35台に対する調査を行い、検挙数は6件(無灯火2件、無免許運転1件、無保険1件、運転中携帯電話使用1件、車検証記載のボディカーと不一致1件)だったとのこと。
同局は今回の発表に合わせ、引き続きマカオの治安情勢の変化を注視し、状況に応じて臨機応変に対応策を調整し、各種違法行為の抑止及び打撃に取り組むことで、市民と旅客の生命と財産の安全保障、公共秩序の確保、マカオの良好な治安環境の保護に努める考えを示した。























