マカオで今年初の輸入性チクングニア熱感染確認例出現…患者にフィリピン滞在歴

 マカオ政府衛生局(SSM)は1月7日夜、同日マカオ域内で今年第1例目となる輸入性のチクングニア熱感染者を確認したと発表。

 チクングニア熱は蚊(ヒトスジシマカ)を媒介とする感染症で、マカオでの感染確認例出現は7日ぶり。

 今回の患者はマカオで就労するフィリピン人の男性(45)で、2025年12月20日から2026年1月4日にかけて家族とともにフィリピンへ一時帰国していたとのこと。フィリピンからマカオへ戻った後、1月5日に発熱、関節痛、頭痛の症状が現れ、公立の診療所を受診したが、6日になっても症状が持続したことから、公立大型病院にあたる仁伯爵綜合醫院(通称:山頂病院)の救急外来を受診するとともに、血液検査を受験。その検査結果が7日に明らかとなり、チクングニア熱に感染していることが確認された。

 同局では、患者の渡航・居住歴、発症時間、検査結果を総合し、輸入性の感染例と判断。患者は依然として発熱しており、同院で入院治療を受ける手配が済んでいるほか、家族にも類似の症状があり、すでに医師の診断を受けたという。同局は、速やかに患者のマカオにおける主な活動場所周辺(タイパ島のマンション「ノバシティ」タワー12及び聖公会中学の半径100メートル圏の2ヶ所)へ職員を派遣し、それぞれにおいて蚊の発生源の調査・除去と予防措置として蚊の駆除及び作業を実施するとした。

 マカオでは、昨年にかけて蚊を媒介とする感染症のうちチクングニア熱とデング熱の感染確認例が多数出現し、前者が46例(当地感染8例と輸入性感染38例)、後者が36例(当地感染1例と輸入性感染35例)にも上った。マカオの人口は約68万人、人口密度は世界的にみてもかなり高い約2万人/平方キロ。冬に入っても依然として気温が高く、蚊の発生しやすい状況が続いており、また外地との人の往来も頻繁となる中、年初からデング熱(1月6日に1例)、チクングニア熱の輸入性感染確認例が相次ぐかたちとなり、同局は今回の発表に合わせ、市民に対して東南アジアなどデング熱流行地域に渡航するにあたり、予防対策を強化して臨むよう再度の呼びかけを行った。

マカオの公立総合病院として知られる仁伯爵綜合醫院(資料)=2025年2月本紙撮影

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