MGM、米アトランティックシティのカジノ市場に復帰

米ニュージャージー州のカジノ管制委員会は現地時間の9月10日、投票によりMGMインターナショナルグループ(以下、MGM国際)の同州にあるカジノ都市アトランティックシティへの復帰を認可することを決定した。

9月12日付地元有力紙「澳門日報」が報じた。2010年、ニュージャージー州カジノ管制委員会はMGM国際に対し、同社のパートナーで、マカオのカジノ王として有名なスタンレー・ホー氏の娘にあたるパンジー・ホー氏のバックグラウンドを理由に両者の協力関係の破棄を要求した。その際、MGM国際はマカオ事業の守るため、アトランティックシティで運営していたボルガータホテルカジノの株式50%を売りに出すことを決定したもの。しかし、実際には条件に合う買い手が見つかっていなかった。

その後、MGMマカオを運営するMGMチャイナが香港証券取引所に上場を果たし、パンジー・ホー氏の持ち株比率が50%から24%に低下。また、ホー氏が実際の企業運営や管理に参加しておらず、カジノ仲介人によるVIP顧客の誘致にも関与していないなどのことから、2009年に父にあたるスタンレー・ホー氏を「不適格」と見なしたニュージャージー州カジノ管制委員会の判断に変化があったものと考えられる。

MGMマカオ(資料)―本紙撮影

MGMマカオ(資料)―本紙撮影

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